このたび、第61代熊本市議会議長に就任いたしました寺本義勝でございます。
歴史と伝統ある熊本市議会の議長という大任を拝したこと、身に余る光栄であり、同時にその責任の重さに身の引き締まる思いでございます。議長として公正かつ円滑な議会運営と住民福祉の更なる向上に全力で取り組んでまいります。
さて、我が国では、長く続くデフレからの脱却に向け、様々な経済対策が実施されるなか、賃上げに前向きな動きや、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、経済面での大きな転換期を迎えております。
熊本においても、TSMCの工場開所を皮切りに、多くの半導体関連企業が進出し、それに伴う経済波及効果が期待されているところです。
一方で、物価高騰や超高齢社会に伴う医療・福祉の在り方、少子化対策など、取り組むべき重要な課題が山積しております。また、能登半島地震の発生に伴い、防災対策の重要性を再認識しております。
市議会といたしましても、二元代表制の一翼を担うべく、市民の皆さまの声に耳を傾け、その声を背景に議論し、市政の発展はもとより、市民が安心・安全に暮すことができる魅力ある熊本の実現がますます重要であると考えます。
私は議長として、本市のポテンシャルを存分に生かし、全ての市民が郷土を愛し、誇ることができ、豊かな気持ちでいつまでも暮らしていけるまちの実現に向け、市議会が力を十分発揮できるよう全力を尽くしてまいる所存でございますので、今後とも市民の皆さまの一層のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
令和6年3月22日
熊本市議会議長 寺本 義勝
歴代議長一覧はこちら