第18回熊本市中学生による子ども議会は、本会議に先立ち、6つの班に分かれ、質問事項の検討や研修会が数日行われ、平成26年8月8日(金)に本会議が行われました。
本会議では、実際の議会と同様、互選により議長・副議長を選出し議事を進行します。
質問検討を行った各班ごとに登壇し、市長、執行部へ質問・意見提案を行います。
※子ども議会の録画中継につきましてはこちらをご覧ください。
1班 地域の防災対策と熊本市の財政について
【 質問① 】
「まなぼうさい」や地域版ハザードマップについて、今後どのように取り組んでいくのか。
【 答弁① 】
「まなぼうさい」をはじめとした防災の取り組みが、地域において数多く開催されるよう働きかける。地域版ハザードマップは、できる限り早急に市内全域での作成・配付を目指し、災害時の避難等に役立ててもらう。
【 質問② 】
熊本市のお金の使い方を分かりやすく伝える方法を検討してもらいたい。
【 答弁② 】
市政だよりやホームページでもイラストの活用や分かりやすい表現に心がけたり、パンフレット「私たちの生活と市税」の内容を見直したりしていく。
2班 地域交流とスマートフォンの使用方法について
【 質問① 】
保護者に、スマートフォンの危険性や学校で決めたルールが伝わるように協力していただけないか。
【 答弁① 】
家庭で話し合いができるよう保護者にはたらきかけ、先生と一緒に自分たちのルールをつくるよう支援したい。
【 質問② 】
地域交流について、中学生の視点で新たな提案ができるような意見を伝える場を設けてほしい。
【 答弁② 】
中学生にも情報が伝わるような広報手段の充実を図ると共に、中学生から様々なアイディア・意見をいただくための仕組みを検討する。
3班 オレンジリボン運動と「健康づくりできます店」について
【 質問① 】
「健康づくりできます店」をたくさんの人に知ってもらうために、今後どのような取り組みを考えているのか。
【 答弁① 】
市政だよりや市ホームページの活用以外に、ウェブ上に地図情報を掲載しスマートフォンから検索しやすくする。また、店舗を巡るスタンプラリーを実施予定。
【 質問② 】
「オレンジリボン運動」をもっと多くの人に知ってもらうために、今後どのようなことに取り組んでいくのか。
【 答弁② 】
若者に対して「オレンジリボンサポーター養成講習会」への参加を呼びかけたり、身近な施設で講習会を受講できるようにしたりする。また、中学生にも「オレンジリボンサポーター」の輪を広げていきたい。
4班 ごみ分別の啓発と地下水量の保全活動について
【 質問① 】
地下水かん養事業やウォーターオフセット事業をどのように進めていくのか。
【 答弁① 】
かん養事業に加え、節水を呼びかけていく。また、白川中流域で作られた農産物を購入することで、地下水を育むことにつながるウォーターオフセット事業を進めていく。
【 質問② 】
全市民参加によるごみの集団回収と、音の鳴るごみ箱の公共施設への設置について。
【 答弁② 】
全市民が一斉に実施するのは難しいが、人が多く集まる機会に合わせた集団回収の実施を提案していく。また、環境フェアにおいて音を利用したごみの分別体験コーナーの設置を検討する。
5班 熊本の特産物と「ひごまる」のPRについて
【 質問① 】
熊本市がより一層活気づくために、「ひごまる」をどのように活用しようとしているのか。
【 答弁① 】
ぬいぐるみなどのひごまるグッズを増やしたり、熊本城や城彩苑でおもてなし活動を行ったりする予定。
【 質問② 】
熊本市の各区の特産物を使った「五区弁当」を開発してはどうか。
【 答弁② 】
多くの事業者や団体等から、おいしくて郷土色豊かな弁当を募り、専門家だけでなく市民も投票を行うコンテストを実施する予定である。最優秀の弁当は駅や空港等で販売すると共に、各イベント等で活用したい。
6班 公園の利用のあり方と自転車専用レーンについて
【 質問① 】
自転車専用レーンを、市内のどれくらいの範囲で整備していく予定なのか。
【 答弁① 】
藤崎宮前交差点から坪井橋までの約500m区間、龍神橋から白川橋までの約5kmの区間について関係者と協議を行っている。
【 質問② 】
公園のルールを決める話し合いに、中学生も参加することはできないか。また、公園利用のモラル向上についてどのような取り組みをしているか。
【 答弁② 】
中学生が公園のルールづくりに参加できるよう地元自治会や公園愛護会に積極的に働きかける。また、各公園にマナー啓発のための看板を設置したり、地元の小中学校にモラル向上の協力を依頼したりしている。
閉会後の全体写真です。
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